オニオン侍の玉ねぎ亭

TRPGと声劇が大好きなオニオン侍のブログです!

2025年05月

5

IMG_8315
題名: 陰の者、異世界へ行く。

#29


作者:オニオン侍

人数:6人(1:2:3)


---------------------------------------


【本作における著作権管理・利用について】


本作は著作権フリーであり、サークル活動、


無料放送、商業目的問わず自由にご利用下さい。


また、いかなる目的での利用においても報告は不要であり、


必要に応じて改稿・編集をして頂いても構いません。


(ご報告はいただけるとめちゃくちゃ喜びます!)


(ご報告はいただけるとめちゃくちゃ喜びます!)


(配信などございましたらぜひお教えください!)


---------------------------------------

時間:30分

---------------------------------------

▼配役


●男性

名前:土倉 夜杜(つちくら ないと)

年齢:20〜29

概要:驚かされがち



●女性

名前:イル・ヤヲーネ

年齢:20〜

概要:めっちゃ高圧的



名前:ネイ

年齢:?

概要:でっけえ白猫


●不問

名前:スライム1

年齢:?

概要:リーダー的存在

* 

名前:スライム2

年齢:?

概要:誇り高き戦士



名前:スライム3

年齢:?

概要:頑張り屋さん

---------------------------------------


土倉(♂):


スライム1(不問):


スライム2(不問):


スライム3(不問):


イル(♀):


ネイ(♀):


---------------------------------------


本文




土倉「ぅぅぅぉぉぁぁああああ!?」


スラ1「ずおりゃー!おまえらー!いてこませー!」


土倉「しゃ、喋ってる!?」


スラ2「ぬおりゃー!スライム一族繁栄の糧となれー!」


土倉「うおおおおおでも足は遅えええ!!」


スラ3「そおりゃー!にげるなー!ひきょーだぞー!」


土倉「よくわからんがあばよー!!」


スラ1「うわーー!まぶしーー!」


スラ2「ぐわーー!貴様ぁ!よくもー!」


スラ3「ぬわーー!洞窟からでちゃったー!」


スラ1「撤退だーー!ひけー!!ひけー!!」


スラ1・2・3「「「おぼえてろー!!」」」


土倉「はあっはあっ……な、なんだったんだ?というか、どこだここ……?」


スラ3「はー、まぶしかったー」


スラ2「むむ!貴様ぁ!まだそこにいるのかぁ!でやーー!」


土倉「おわっ?!」


スラ1「スライム流投石術ぅ!とりゃー!!」


土倉「腕もねえのにどうやって投げてんだよ?!とりあえず逃げるか……!」


スラ3「ひー!やっぱりお外はまぶしー!」


スラ2「どりゃー!まぶしー!」


土倉「なんなんだよ、ほんとによぉ!はあっ、はあっ……とにかく、走れるとこまで走るしか…….」


イル「ねえ、そこのあんた!ちょっといいかしら!」


土倉「おわぁっ!?」


イル「なんで『始祖の洞窟』から出てきたわけ?!」


土倉「し、しそぉ?」


イル「あんたがさっき出てきたところよ!知らずに入ってたの?」


土倉「気がついたら、そこに……」


イル「はぁー?!あのね、嘘をつくならもう少しマシなのにしなさいよ」


土倉「嘘じゃない!こ、ここがどこかもわからないんだ」


イル「はいはい、わかったわよ。一旦そういうことにしといたげる。で、どうやって洞窟から出てきたのよ」


土倉「どうって……走って……」


イル「だ!か!ら!いちいち嘘つかないでってば!」


土倉「う、嘘じゃないんだって!だ、だいたいなあ!人に話聞くってんなら、こ、こいつをなんとかしろよ!」


ネイ「こいつじゃないんだけど!ネイはネイって名前があるんですけど!」


土倉「ば、化け猫も喋るのかよ?!」


イル「はあ?!喋るわけないし、というか化け猫って失礼ね!」


土倉「いや、今、喋って」


ネイ「イルゥ!こいつ怪しいよお!このままザクってしちゃおうよお!」


土倉「物騒なこと言ってやがる!」


イル「よーしよし、そのまま屋敷に連れて帰りましょ。怪しすぎるもの」


ネイ「わかった!任せて!」


土倉「お、おい。勝手に話を進めるな」


イル「あのね、あんたに選択権なんてこれっぽっちもないの。わかった?」


土倉「いででででで、せ、選択権を奪ってるの間違いだろいでででで」


ネイ「ネイの尻尾はちからもちー!えーい!」


土倉「いでででし、しまる、しまる、いででで」


イル「いい子ね、それじゃあ戻りましょ」


ネイ「はーい!」



イル「それで?あんたの話をまとめると、気がついたら『始祖の洞窟』にいて、3匹のスライムに襲われ、走って外に逃げ出したと」


土倉「ああ。そんであんた達に捕まった」


ネイ「つかまえた!」


イル「……はあ……。なんか、ここまで嘘だらけだといっそ清々しいわね」


土倉「だ、だから嘘ついてないんだって!」


イル「あのね、あんたは記憶喪失か何か知らないけど、あの洞窟には何重にも封印がかけられてるの」


土倉「封印?」


イル「そ。あそこにはこの世界を作った始祖様と、その眷属達が眠られてるの。次の厄災が訪れるその時まで、力を貯めるためにね」


土倉「始祖様、眷属、厄災……」


イル「眠られている間、外敵から守るために術師が厳重に封印魔法をかけて、保護してるのよ」


土倉「魔法……」


イル「だから、あんたがあの場所にいること自体おかしいってわけ!ねえ、あんたほんとなんなの?」


ネイ「怪しいー!怪しいー!」


土倉「俺は本当に何も知らないんだ。ただわかるのは、ここは俺が住んでいた世界とは全く違う……それだけだ」


イル「世界が違う?どういう事よ」


土倉「俺がいた世界には魔法なんてないし、化け猫もスライムだっていない。全部作り話だ」


ネイ「ネイは化け猫じゃないー!ホワイトミャオガだもん!」


土倉「ホワイトミャオガなんて初めて聞いたぞ」


イル「ま、待ってよ。なんでこの子がホワイトミャオガって」


土倉「だからこいつが……ネイが自分で名乗ってたからな」


イル「な、なんで名前まで」


ネイ「ネイが教えたからね!」


土倉「……なあ、少しは俺の話も聞いてくれよ」


イル「……そうね、信じるしかなさそうだもの」


土倉「助かるよ。まあ、話と言ってもわかる事は全て話したけどな」


イル「本当に、嘘、ついてないのね」


土倉「ああ。嘘をついて得する事が何一つないしな」


イル「……そう、わかったわ。最後に、あんたの名前を教えてちょうだい」


土倉「名前?ああ、まだ名乗ってなかったな。俺は土倉。土倉夜杜(つちくらないと)だ」


イル「つちくらないと……妙な名前ね」


土倉「土倉と呼んでくれ。ナイトは、小っ恥ずかしいんだ……」


イル「土倉、ね。わかったわ。私はイル。イル・ヤヲーネ」


ネイ「ネイだよ!」


土倉「イルとネイか。覚えておくよ」


ネイ「つちくら!つちくら!」


土倉「こうしてみると可愛いもんだな」


イル「ねえ、土倉。悪いけど、しばらくあなたの身柄はうちで管理させてもらうわよ」


ネイ「そうなの?やったー!つちくらと遊べるね!」


土倉「管理ってまた物騒な」


イル「あのね、あの洞窟から出てこれたって事は封印魔法に何かしら異常が発生してるって事なのよ?それに、気がついたらそこにいたなんてありえないんだから、徹底的に調べさせてもらうわよ」


土倉「まあ……それも、そうか……」


イル「身の安全は約束するから、協力しなさいよね」


土倉「行くあてもないしな。わかったよ」


ネイ「わーい!つちくらと遊べる!」


土倉「おわ、まてまてまて」


ネイ「クンクン……あれ?」


土倉「ん?どうした?」


ネイ「つちくら、なんか変な匂いする!」


土倉「なっ……ま、まだ30にもなってないぞ?!加齢臭はまだ先じゃないか?!」


イル「何言ってんのあんた」


ネイ「ねー!イルー!つちくら、変な匂い!」


イル「あら、ネイ。どうしたのよ。土倉に何かされたの?」


土倉「いや、こいつが、俺のこと変な匂いするって……」


イル「何よそれ。じゃれあってないでさっさと調査に行くわよ」


ネイ「はーい!」


土倉「クンクン……そ、そんなに……匂うか……?」


イル「土倉!早く行くわよ!」


土倉「お、おう」


ネイ「つちくら、イルとネイの半分こみたいな匂い!へーんなのー!」


〜続く〜



▼あとがき


SNSで次回作のアイデアやタイトルを募集させていただきました!その中からご提案いただいたものを順々に作品化していきます!

今回はなきめさんよりいただいた『陰の者』を、タイトルとテーマとして使わせていただきました!素敵なご提案ありがとうございます!


続きはこちらから!

『陰の者、異世界へ行く。②』









5

IMG_7276
題名: 安永さんと高尾くん

#28

作者:オニオン侍

人数:2人(2:0)


---------------------------------------


【本作における著作権管理・利用について】


本作は著作権フリーであり、サークル活動、


無料放送、商業目的問わず自由にご利用下さい。


また、いかなる目的での利用においても報告は不要であり、


必要に応じて改稿・編集をして頂いても構いません。


(ご報告はいただけるとめちゃくちゃ喜びます!)


(ご報告はいただけるとめちゃくちゃ喜びます!)


(配信などございましたらぜひお教えください!)


---------------------------------------

時間:15分

---------------------------------------

▼配役


●男性

名前:安永

年齢:40〜

概要:甘党



名前:高尾

年齢:25〜30

概要:元気


---------------------------------------

安永(♂):

高尾(♂):

---------------------------------------


本文




安永「確かにさ、言ったよ?どら焼きとほうじ茶が好きって」


高尾「はい!毎日でも食べたいくらいだと!」


安永「言った、言ったね、うん。それでさ『こんなおじさんが甘いものを買いに行くのは、ちょっと恥ずかしいから困っててさー』とも言ったね」


高尾「はい!ですから『それでしたら代わりに俺が買ってきます』と申し出ました!」


安永「うんうん。俺もさ、1回くらいはお願いしちゃってもいいかなー?とか思ってさ、まあ、『それは嬉しいな』って言ってたよね」


高尾「はい!頼りにされてとても嬉しく思いました!」


安永「それからさ、猫屋とか、鶴屋とか、吉田屋とか、いろんなところから買ってきてくれたよね、ありがとうね」


高尾「とんでもない!お世話になっている安永さんのお役に立てていれば本望ですから!」


安永「いやあ、高尾くんは本当にいい子だなあ」


高尾「お褒めいただき光栄です!」


安永「うーん、伝えるのがどんどん心苦しくなってきたな。いやでも今日こそは言わせてもらうよ。……コホン。あのね、365日連続どら焼きは、やりすぎだと思うんだ」


高尾「……と言いますと?」


安永「あ、あれ〜!?まさかのピンと来ない感じかい!?え、えーとね、毎日食べたいくらい好きというのはあくまで表現であってね、本当に365日どら焼きとほうじ茶を買ってきてくれって意味ではないんだ」


高尾「なるほど……」


安永「俺もさ、もっと早く伝えてあげればよかったんだけど……」


高尾「時には緑茶も選択肢に加えてよかった、と」


安永「まだ伝わってなかったねえ!違う違う、いやまあ緑茶も好きだけど」


高尾「任せてください!緑茶はやはり玉露がいいでしょうか」


安永「いやいや、そんなお高級なの選ばなくていいからってそうじゃないんだ」


高尾「はっ、失礼しました。そういう事ではないですよね」


安永「よ、よかった。やっとピンと来てくれたんだね」


高尾「すいません、気が利かなくて。たまにはたい焼きだって召し上がりたいですよね!」


安永「違うんだよなあ、でもたい焼きも美味しいよね」


高尾「やっぱりふたばさんの天然たい焼きがいいでしょうか。1匹ずつ焼いて皮がパリパリで美味しいんですよね」


安永「わぁ、それはいいなあ。話を聞いていたら食べたくなったねって違う違う。あのね、俺のために365日も甘味を求めて彷徨わなくていいんだよって事を伝えたかったんだ」


高尾「安永さん……」


安永「ついね、君が嬉しそうに買ってきてくれるから伝えるのが遅くなってしまったんだ。すまないね」


高尾「いえ、俺の方こそご迷惑になってるだなんて思いもしなくて」


安永「迷惑だなんて思ってないよ!?高尾くんが大変だろうなぁと思ってね」


高尾「お心遣いありがとうございます!俺はいつも安永さんに食べてもらうのが嬉しくて……だから、大変なんて思った事なくて」


安永「そ、そうだったんだね」


高尾「……でも、もうやめた方がいいって事ですよね?」


安永「えっあっ、そ、そうだね」


高尾「……わかりました……」


安永「ま、待って待って。そんなに……そんなに、楽しんでくれているのかい」


高尾「はい、とても」


安永「負担には、なっていないんだね?」


高尾「全く、なってないです。お金だって、本当はいいのにいつも『みんなの分も頼むね』と多く出してくださって」


安永「うーーん」


高尾「また、買ってきてもいいですか?」


安永「うーーーーん」


高尾「お願いします、安永さん」


安永「……わ、わかったわかった。買ってきてもらう俺が、逆にお願いされるって変な話じゃないか、まったく」


高尾「それじゃあ」


安永「これからも頼むよ。いろんな所のどら焼きとほうじ茶を」


高尾「……はい!ありがとうございます!」


安永「俺の方こそありがとうだからね!?」


高尾「さっそく買ってきます!」


安永「ははは、気をつけていってらっしゃい!」


〜完〜



▼あとがき

SNSで次回作のアイデアやタイトルを募集させていただきました!その中からご提案いただいたものを順々に作品化していきます!

第二弾は壱さんよりいただいた『どら焼きもほうじ茶』をテーマとして使わせていただきました!素敵なご提案ありがとうございます!




このページのトップヘ