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題名:全人類俺の事好き
作者:オニオン侍
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※本作における著作権管理・利用について
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※アホな世界観をお楽しみください。

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時間:5分弱

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※配役

○男性

名前:俺
年齢:20代
概要:全人類俺の事好きだと思ってる。

名前:友
年齢:20代
概要:俺の友達。


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※本文


俺「突然だが、俺は最近…この世界の真理を知ってしまった」

友「ほう、聞こうか」

俺「全人類…俺の事好きなんだろう?20年近く気がつかなかったが…とうとうお前たちの熱い視線に」

友「お、お前!」

俺「まあ、待て。皆まで言うな、わかっているさ。例に漏れずお前も、俺の事…好きなんだろう」

友「ま、待てって」

俺「落ち着け落ち着け。秘めていた想いを突然バラされてしまうというのは居心地が悪いだろう。その点に関しては本当に悪いと思っている、すまない」

友「お、おう…」

俺「だが、ここまで想われている事に気がついてしまった以上、無視するなんてできない」

友「じゃ、じゃあどうすんだよ」

俺「…ふっ、決まっているだろう。その想いに応えるまでだ。全人類に、皆、等しくな」

友「お、お前ってやつは…」

俺「さあ、受け止めてやる。お前の愛を俺にぶつけておくれ!」

友「…お、お前ってやつは〜!!」

熱い抱擁を交わす。

俺「ああ…だが、このままではお前は他の人類から嫉妬をされてしまうな。すまない、こうなっては全人類を抱擁しに行かねば」

友「…ああ、わかってる。大丈夫さ。お前に受け止めてもらえて、幸せだった。…ありがとな」

俺「幸せ、か…。俺は、お前という友を持てた事誇りに…そして、幸せに思う」

友「…お、お前ってやつはさぁ…!」

涙ぐむ友。

友「気をつけて行って来いよ。お前は、お前の知る以上に全人類に好かれている」

俺「ふっ、覚悟の上さ…」

友「…すぐ、帰って来いよな」

俺「ああ、当然だ。なんせ、ここには俺の事好きな人類が…いや、大好きな人類が待っているんだ。すぐ、帰ってくるさ」

友「だ、だだだだ……大好き、か…いや、ああ、そうだな。俺はお前の事が大好きだ。お前の友達になれて、よかったよ」

俺「…ああ。それじゃ、行ってくる」

友「ああ、気をつけて」

友、俺の後ろ姿を見えなくなるまで見つめ続ける。









【ご紹介】
骸戯ねあ。さんが読んでくださいました!!
嬉しすぎるので、ここで自慢させてください!!(笑)


・骸戯ねあ。さん